キャッシュレス決済の導入を検討している事業者の方へ。
この記事では、stera tap(ステラタップ)の申込から利用開始までの流れを、最新情報に基づいて分かりやすく解説します。
stera tapは、専用端末を別途購入する必要がなく、お手持ちのスマートフォンにアプリをインストールするだけで、クレジットカードのタッチ決済に対応できる最新のサービスです。
初期費用・月額利用料は無料、最短で申込当日から利用開始できる手軽さが大きな魅力となっています。
小規模店舗やイベント出店、キッチンカーなど、場所を選ばずキャッシュレス決済を導入したい方に特におすすめです。
stera tapの最大の特徴は、他社のキャッシュレス決済サービスとは異なり、専用端末を用意せずにスマートフォン1台だけで決済ができる点です。
導入の流れの前に簡単にstera tapの基本情報を見ていきましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
運営会社 | SMBC GMO PAYMENT株式会社 |
住所 | 〒135-0061 東京都江東区豊洲二丁目2番31号 SMBC豊洲ビル |
電話番号 |
相談窓口:06-7733-7416 |
初期費用 | 0円(無料。スマートフォンは加盟店で用意) |
月額費用 | 0円(無料) |
決済手数料率 | VISA/Mastercard:1.98%~2.70%、JCB/AMEX/Diners/Discover:2.48%~3.24%(事業規模等による) |
入金手数料 | 三井住友銀行は無料、他行は1回あたり220円 |
対応決済サービス | Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover(いずれもタッチ決済) |
費用、手数料と同じように、キャッシュ決済サービス導入で重要なのが売り上げ金の入金タイミングです。
わかりやすいように以下の表にまとめました。
締め日 | 入金日 | 備考 |
---|---|---|
毎日締め | 2営業日後 | 最速の入金サイクル。審査通過後に選択可能。 |
1-5日、6-10日、11-15日、16-20日、21-25日、26-末日 | 各締め日の2営業日後 | 審査通過後に選択可能。 |
1-15日、16-末日 | 1-15日は最短17日、16-末日は最短翌月2日 | 審査通過後に選択可能。 |
1-15日、16-末日 | 1-15日は月末、16-末日は翌月15日 | デフォルト設定。業種によってはこのサイクルのみ。 |
入金サイクルは、審査通過後に変更可能ですが、業種によっては「月2回締め・15日後払い」のみとなる場合があります。
金融機関休業日等により入金日がずれる場合があります。
stera tapは導入がわかりやすく簡単!
審査はもちろんありますが、最速で15分とスピード審査も魅力なところです。
必要最低限の手続きで導入できますので、流れをざっと把握して申し込みを検討してみてください。
stera tapの導入をスムーズに進めるために、事前に以下のものを準備しておきましょう。
- 事業者情報
法人・個人事業主どちらでも申込可能です。
法人番号や屋号、事業内容などの情報が必要となります。
- 本人確認書類
運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなど、顔写真付きの公的書類が推奨されます。
書類はスマホで撮影してアップロードできます。
- 銀行口座
売上金の入金先となる口座情報が必要です。
三井住友銀行の口座を利用すると、振込手数料も無料になるなどのメリットがあります。
他行口座も利用可能ですが、条件が異なるため注意しましょう。
- NFC対応のスマートフォン
iPhone(iOS 16以降)またはAndroid(Android 10以降)で、NFC機能が搭載されている端末が必要です。
一部の古い機種やSIMフリー端末では対応していない場合があるため、事前に公式サイトで動作確認をおすすめします。
「Bluetooth接続」は不要です。NFC(非接触通信)を使うので、スマホをかざすだけで決済が完了します。
stera tapの申込方法はとてもシンプルです。
- 公式サイトまたは営業担当経由で申込
stera公式サイトからオンラインで申込できます。
- 必要事項の入力・書類アップロード
事業内容や本人確認書類、銀行口座情報などを入力・アップロードします。スマホやパソコンから簡単に手続きできます。
- stera tapアプリのダウンロード・アカウント登録
申込後、アプリストアからstera tapアプリをダウンロードし、アカウント登録を行います。
※アプリのインストールは、審査前でも可能です。
申込時に事業の実態が分かる資料(店舗写真やホームページ、SNSアカウントなど)があると、審査がスムーズになる場合があります。
申込が完了すると、三井住友カードによる審査が行われます。
- 審査内容
- 事業の実態(店舗の有無、ホームページ/SNSの運用状況など)
- 事業内容の適法性(公序良俗に反していないか)
- 過去の決済トラブル歴 など
- 審査期間
- iPhoneの場合:最短15分で審査が完了することも
- Androidの場合:最短5営業日(通常1週間程度)
- 混雑時や追加書類が必要な場合は最大2週間程度かかることもあります
審査に通過したら、いよいよ初期設定です。
- 専用端末の送付はありません
stera tapは「お手持ちのスマホだけ」でOK。アプリの案内に従って設定を進めます。
- アプリでの設定
アカウント情報や店舗情報、入金口座情報などをアプリで設定します。
- NFC機能の確認
設定時に、NFC機能が正しく動作するかテストが行われます。
※NFCがオフになっている場合は、端末の設定からオンにしましょう。
設定は10分程度で完了します。分からないことがあれば、アプリ内のサポートや公式FAQも活用できます。
初期設定が終われば、すぐにキャッシュレス決済の受付が可能です。
- クレジットカードのタッチ決済に対応
Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubなど主要ブランドのタッチ決済に対応しています。
- 電子マネー・QR決済は未対応。
現時点ではクレジットカード、デビットカードなどタッチ決済のみの対応。
- 売上入金サイクルも柔軟
最短2営業日入金。業種により週1回・月2回など選択可能です。
キッチンカーやイベント出店など「現場で手軽に決済したい」事業者での導入が増えています。
また、コミケ販売者がstera tapを利用するケースも増えている印象ですね。
店舗を持たないフリーランスや個人事業主にも好評です。
stera tapの審査に落ちることはありますか?
事業の実態が確認できない場合や、過去に決済トラブルがある場合、公序良俗に反する業種の場合などは審査に通らないことがあります。
複数台のスマホで利用したいのですが?
利用できるスマホは1台のみになりますので、複数台利用の場合必要数分の契約が必要になります。
stera tapは、スマートフォン1台でキャッシュレス決済をスピーディーかつ簡単に導入できるサービスです。
「専用端末不要」「初期費用・月額無料」「最短即日利用開始」といったメリットがあり、これからキャッシュレス決済を始めたい事業者に最適です。
導入の流れもシンプルで、必要書類やスマホさえ準備できれば、誰でもすぐに始められます。
ぜひ本記事を参考に、stera tapの導入を検討してみてください。